虫歯?変色?着色?歯が変色する原因とその特徴
歯の黄ばみや黒ずみが気になっているという方もいるのではないでしょうか。しかし、歯の変色の原因はかなり様々で、自分で見ただけでは原因がなんなのかわからないこともあります。
変色したのが前歯などの目立つところであれば、一刻も早く原因を突き止めて改善したいですよね。そんな方に役立つ、歯の変色の特徴や原因をご紹介いたします。
虫歯が原因の変色
歯が、部分的に黒や茶色に変色している場合、虫歯が原因の可能性があります。その場合、しみるなどの症状があることもあります。ただし、虫歯でなくても知覚過敏などでしみる可能性があるため、しみる=虫歯と完全に断定することはできません。
歯周病が原因の変色
歯周病が原因の場合、主に歯の付け根、歯茎の際あたりが黒く変色することがあります。放っておくと危険な状態の場合もありますので、なるべく早めに歯科医院を受診することをおすすめいたします。
食べ物や嗜好品が原因の色素沈着
コーヒーや紅茶、赤ワインなどによるステインが色素沈着を招いている可能性もあります。タバコのヤニも同様です。その場合、歯全体のところどころに茶色い汚れが付いたようなかんじになります。
加齢が原因の変色
加齢によって、歯全体がうっすら黄ばんでしまうこともあります。しかし、そんな場合もホワイトニングなどの審美歯科治療で白い歯に戻すことができるため、それほど悲観視しなくても大丈夫です。
神経が死んだために起こる変色
転ぶなどして歯をぶつけたり、虫歯が進行したりすると神経が死んでしまうことがあります。これにより、歯全体が灰色~茶色っぽく変色することがあるようです。こうなった場合は、死んだ根本に細菌などが感染しないよう早めに根の治療や被せものなどの処置を行うべきでしょう。
薬の服用が原因となる変色
大人の場合は当てはまらないようですが、8歳以下の子供が抗生物質を服用することによって、副作用として歯全体が変色してしまうことがあります。軽度の変色であればホワイトニングで白くすることもできますが、変色の度合いが強いと、被せものなどを用いた処置が必要になる場合もあります。
詰め物や被せものの変色
詰め物や被せものの変色の場合は、自分でもわかりやすいと思います。また、詰め物や被せもの本体ではなく、その境目に汚れが溜まって変色してしまう場合もあります。
いずれも、歯医者を受診して処置してもらうようにしましょう。
歯科医院で治療をすれば、大体の歯の変色は治すことができます。
しかし、歯の変色の原因は歯科医師でも見分けづらい場合があり、誤診で削られてしまうという危険もないわけではありません。歯科医院での診断に不安があれば、治療を受ける前にセカンドオピニオンを受診してみてくださいね。