2017年01月12日
審美歯科

セラミックスの費用はいくらぐらい?

セラミックスの費用はいくらぐらい?

そもそもセラミックスとは

ここでいうセラミックスとは、虫歯治療のための被せ物や詰め物としてよく活用されて審美性に優れた人工の歯のことです。基本的に寿命が長く適切に使用すれば20年以上持つことも珍しくないのですが、衝撃に弱い一面があるため、噛み合わせに問題がある場合や、強い歯ぎしりにより、あっさり欠けてしまう場合もあります。
保険が利かない高額な自費治療となってしまうため、費用に関しては多くの人を悩ませていることでしょう。

詰め物の費用はだいたい3万から7万円程度

セラミックスの詰め物を使った治療にかかる費用は安くても3万円、高価な治療で7万円程度です。1500円から3000円で済む保険適応の詰め物と比べると金銭的にかなり負担がかかるといえるでしょう。
しかしながら、セラミック製の詰め物は、劣化しにくい材質である上に強力な接着剤で隙間なく固定できるため口腔内の清潔を保ちやすく、虫歯や口臭の予防につながります。また保険適用の詰め物の寿命が約5年に対して、セラミック製は適切に使用すれば寿命が20年を超えることも珍しくありません。金属アレルギーの心配がなくなることもメリットのひとつです。質を加味すれば3万以上の出費もそれほど痛くはないのではないでしょうか。

被せ物になるとさらに高価になります

セラミックスの被せ物の場合、安いもので4万円、それなりに質の良いものを入れようと考えたら、だいたい10万から15万程度にはなるでしょう。一方、保険適用であれば安く済んで3000円程度、よほどかかったとしても1万円近くになるのは、かなりまれです。
保険適用の被せ物といえば、まっさきに銀歯を思いつくでしょうが、実は硬質レジンという色が白いものもあるのです。ただし、透明感のある白ではなく、変色もしやすいため審美性においてはセラミックスには到底及ばないでしょう。また耐久性に難があるため奥歯での使用は不可。奥歯に保険適用の被せ物をする場合はどうしても銀歯になってしまいます。寿命は硬質レジンで5年、銀歯で7年程度です。
一方、セラミックスは、腕のよい歯医者が作ったものであれば、見た目だけで天然の歯と区別することがほぼ不可能になります。また変色がなく汚れも付きにくい材質のため、口腔内の清潔を保つことが容易、もちろん詰め物同様に金属アレルギーの心配はありません。硬質レジンと異なり奥歯での使用も可能。
被せ物につきましても保険適用のものに比べて、セラミックスの方が質においてはるかに上回っているといえますが、何本も入れるとなると数10万円の費用がかかってしまいます。医院選びを慎重にすることをお勧めします。