2017年01月24日
審美歯科

歯を失ってしまった場合の治療法

歯を失ってしまった場合の治療法

主な治療法は3種類です

現在の失った歯の治療法は、インプラント、入れ歯、ブリッジのいずれかから選択することが多いです。

インプラントとは

歯を失った部分に、フィクスチャー、アバットメント、上部構造補綴物(じょうぶこうぞうほてつぶつ)の3つの部位で構成される人工歯を埋め込む外科手術による治療法。まずは土台になるネジのような器具であるフィクスチャーを顎に埋め込み、その上にアバットメントと上部構造補綴物を設置。上部構造補綴物が実際に噛む部分に相当し、天然の歯そっくりに作られています。
インプラントは審美性に優れ、さらに天然の歯とほぼ変わらない機能性を誇ります。ただし保険が利かないためそれなりに高額な治療費が必要となり、また顎の骨が弱いと治療ができない場合もあります。
なお、厳密には何らかの治療のため体内に埋め込む器具のことを総称してインプラントといいますが、一般的には歯科インプラントの意味で使われることがほとんどです。

入れ歯とは

口腔内に装着する人工の歯と歯茎のことで、取り外しが可能。入れ歯は使用者の歯型を取るだけで製作できるため、身体に負担のかかる治療や検査などはあまり行われません。保険を利かせれば総入れ歯でも費用は数万円程度で済みますが、天然の歯と比べると噛む力が弱く、口を開けるとバネが見えてしまうことがあり審美性も優れているとはいえません。また耐久力が高くないので定期的なメンテナンスが必要です。自費入れ歯であれば、問題点を克服したより高性能なものが制作できます。

ブリッジとは

失った歯の両隣の歯に、人工の歯と連結した器具を装着して固定します。入れ歯と比べると噛む力は弱くないものの、器具の隙間に汚れが溜まりやすく、また器具を装着するために削った歯への負担が大きいことが欠点。たとえ削った歯が健康だったとしても、その負担により失う危険性もあります。保険が利く場合で、費用は歯1本につき11000円から20000円程度となり、入れ歯と比べるとやや高価な治療といえるでしょう。治療後も半年に1回程度の検診(約1000円~3000円程度必要)が必要です。入れ歯同様に自費治療であれば、より質の良いものを入れることが可能。セラミック製であれば、審美性もかなり向上します。