2017年03月12日
審美歯科

ブリッジとは?

ブリッジとは?

健康な歯に連結させるクラウン

欠損した歯をクラウンで補う治療法のひとつ。欠損した歯の付近の歯にクラウンと連結した器具を固定します。
たとえば、5本並んでいる歯のうち、左から2番目と3番目の歯を欠損した場合は、2本分のクラウンと連結した器具を健康な他の歯3本に取り付けて固定するのです。
つまり器具を付けられる歯は橋桁の役割を果たしますので、治療をするには最低でも2本の健康な歯が必要となります。

メリット

・入れ歯と比べると比較的強い力で噛むことができる
・固定式のため口内の違和感が少なくなる
・見た目的に天然の歯に近く、審美性に優れている
・一定の条件までなら保険を利かすことができる
・治療期間が比較的短い

デメリット

・周囲の歯に負担がかかる

器具固定には橋桁になる健康な歯を削らなければならないため、歯周病や虫歯の原因になります。また支える義歯が多ければ多いほど歯への負担は大きくなり、それらのリスクも高まるでしょう。

費用

保険が利いた場合、1本につきだいたい1万円から2万円になります。保険が利く条件は基本的に連続した2本までの欠損になります。
一方保険が利かない場合は、1本につきだいたい5万円から15万円程度でしょうか。高価な材質で3本のブリッジになると35万円以上になることもあります。メタルボンドやオールセラミックといった優れた素材についても保険が適用されないのです。
また治療後は数ヶ月に一度のメンテナンスが必要で、1回につき保険的適用で3000円程度。保険が適用しなければ5000円から10000円ぐらいかかるでしょう。

素材

ハイブリッドセラミック…天然の歯に近い審美性を誇りますが、ややすり減りやすいことと変色しやすいことが難点。素材としての費用は5万円程度と、保険適用外にしてはお手頃です。

メタルボンド…透明感のある白が美しく、ハイブリッドセラミックを超える審美性といえます。強度に優れており変色もしません。素材としての費用は10万円程度で、保険適応外です。

ゴールド…金色が目立ってしまいますが、傷みにくく、また金属アレルギーの方でも安心して使用可能。機能性特化の素材といえるでしょう。素材としての費用は10万円程度。保険適用外です。

オールセラミックス…耐久性や審美性など、あらゆる面で優れている最高級の素材。金属アレルギーの心配もありません。素材としての費用は12万円程度。こちらも保険適用外。

保険適用の素材は硬質レンジか銀パラジウムが一般的となりますが、保険適用外のものと比べると機能性・審美性ともに見劣りするといわざるを得ません。