2017年03月18日
審美歯科

ホワイトニングはどの様に行うか?

ホワイトニングはどの様に行うか?

審美歯科では、薬剤で歯を白くするホワイトニングという施術を行っています。ホワイトニング剤を歯に塗ることで、歯の表面を覆っているエナメル質に染みついた色素を分解し、歯を白くする治療です。ホワイトニングを受ける場合、どんな流れで行われるのか見てみましょう。

オフィスホワイトニングの流れ

1.歯のクリーニング
歯に歯石や汚れがついていると、その部分だけホワイトニングの効果が上がらなくなってしまいます。そのため、ホワイトニングを行う前にお口の中をクリーニングし、歯石などを除去しておきます。

2.プロテクターの装着
まず、お口を開けた状態で固定するマウスリトラクターを装着。歯肉にホワイトニング剤がつくと、痛んだり炎症を起こしたりするので、ラバーやデンタルガムなどで歯肉を覆うプロテクターをします。ただ近年では、プロテクターを使わなくても大丈夫な薬剤も出てきています。

3.ホワイトニング剤を塗布
ジェルまたはペースト状のホワイトニング剤を、歯の表面に一定の厚さで塗布していきます。ホワイトニング剤には過酸化水素が含まれていて、この成分が歯の色素を分解します。

4.光を照射
ハロゲンライトやレーザーを照射し、ホワイトニング剤を活性化させます。お口全体に照射するのではなく、歯の1本1本に照射していくため、かなりの時間がかかります。どのくらいホワイトニングするかによて、時間を置いて2回、3回と照射します。

5.洗浄
最後にお口全体を水洗いしてホワイトニング剤を洗い流します。歯科医院によっては、歯の研磨やフッ素塗布を行う場合もあります。

この施術を短期間に数回行います。施術と施術の期間が空いてしまうと、歯の色が再び黄ばんでしまい、効果が上がりづらくなることがあります。

ホームホワイトニングの方法

1.マウストレーの作成
歯科医院でお口の状態の診察を受け、歯型をとります。そこからホームホワイトニングに使うマウストレーを作ります。マウストレーの作成にかかる期間は1週間程度。受け取りの時に、ホームホワイトニングのやり方などの詳しい説明を受けます。

2.歯磨き
ホワイトニングを行う前に、きれいに歯磨きをします。歯磨き粉が残っているとホワイトニング効果が上がらなくなることがあるので、うがいを十分にしておきます。

3.ホワイトニング剤を塗布
マウストレーにホワイトニング剤を塗布します。薬剤が歯の表面全体に行き渡るよう、まんべんなく注入していきます。

4.マウストレーを装着
マウストレーをはめて、そのまま2時間程度放置します。マウストレーをつけている間は、飲食はできません。

5.洗浄
マウストレーを取り外し、十分にうがいをします。マウストレーも、薬剤が残らないようよく洗います。ホワイトニング直後1時間程度は、飲食をしないようにします。

ホームホワイトニングでは、これを1日1回行います。