2017年05月01日
審美歯科

仮歯を入れないとどうなる?意外と知らない5つの仮歯の重要性

仮歯を入れないとどうなる?意外と知らない5つの仮歯の重要性

虫歯治療の際、仮歯を提案されて入れるかどうか迷ったという経験はありませんか?
それほど長くは使用しない仮歯をわざわざ入れるのは面倒だ、もしくは無駄なのでは?と感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
しかし仮歯というのものは、軽視してはいけない重要な役割をいくつも持っています。
今回は、そんな仮歯の役割を5つご紹介いたします。

1細菌感染を防ぐ

治療途中で削られている歯は、表面のエナメル質ではなく、その奥の象牙質が露出した状態になっています。その象牙質は、あまり細菌や外部の刺激に強くありません。そのため、治療中の歯がさらに虫歯になったり傷ついたりすることを防ぐためにも、仮歯は重要なのです。

2痛みを防ぐ

象牙質が露出している歯は、しみやすく、痛みを感じやすくなっている状態です。
仮歯でしっかりカバーをしておけば、余計な苦痛を感じることなく日常生活も送ることができます。熱いものや冷たいものを食べる度に困ることがないよう、仮歯でしっかり守っておくことをおすすめいたします。

3歯や歯茎の変化を防ぐ

今まであった部分が削られて、歯と歯の間に空間ができるなどすると、周囲の歯が倒れてきたり伸びてきたりしてしまうことがよくあります。それにより、噛み合わせに影響が出ることもあるのです。
また、歯茎が広がってくるなど、変化してくることも考えられます。さらには治療中の歯がぐらついてしまうこともありますので、そうしたことを防ぐためにも仮歯は有効です。

4食事や発音を助ける

本来あるべきところに歯がないと、当然食事の際にも影響を及ぼします。ただし、仮歯の状態で食事をとる際にはなるべく硬いものや、歯にくっつくものは避けるようにするといいでしょう。
また、歯というのは言葉を発する際にも重要な役割を果たしています。普段は気が付かない些細な部分にも、仮歯はいい影響を与えてくれます。

5見た目の美しさを保つ

審美面を気にされる方にも、仮歯は強い助けになります。特に前歯などの目立つ歯を治療する際には、仮歯さえ入れておけば日常生活においても、人の目を気にしたり不安を覚えたりする必要もなく安心して生活を送ることができるでしょう。

あまり意味がないのではと考えてしまいがちの仮歯には、治療においても日常生活においても多数のメリットと役割を担っています。
自分の歯のためにもぜひきちんと仮歯を入れて、スムーズに治療を終えるために役立ててください。