2017年09月30日
その他

口臭、気になりませんか?

口臭、気になりませんか?

自分の口臭は気づきにくい

社会生活を送っていて他人の口臭に悩まされたことはないでしょうか。そしてときには「なぜこの人の息はこうも臭いのだろう」「なんで治療する気がないのだろう」と疑問に思い、腹を立てることだってあるはずです。
しかし、実はそういった人たちのほとんどは、治療する気がないのではなく自分の口臭に気づいていないのです。人間の嗅覚というのは環境に順応しやすいため、普段から嗅いでいる自分の口臭は慣れてしまいます。
口臭を放置すると人間関係の悪化につながるだけでなく、歯周病や消化器系の病気が口臭の原因となっている場合は、それらの病気をも進行させてしまうでしょう。

自分の口臭をチェックする方法

もっとも有効なチェック方法は歯科医に診てもらうことですが、自分で簡易的にできる口臭のチェック方法を紹介していきます。

●両手で口と鼻を覆いながら息を吐く

誰でも一度はやったことがあるような、もっとも簡易的なチェック方法です。どこでもできるお手軽な点がメリットですが、前述したように鼻が臭いに慣れている場合は、効果が薄いので注意。

●舌苔のチェック

舌苔とは、舌にこびりついている白い汚れのことです。もとは細菌や食べかすですが、口臭の原因にもなります。チェック方法は、布かティッシュで舌苔をふき取り臭いを嗅ぐことです。舌苔はどんなに日々口腔をケアしている人でも、多少は出てしまうものです。

●デンタルフロス(糸ようじ)でチェック

使用したデンタルフロスに付着した歯垢の臭いを嗅ぎます。デンタルフロスは歯垢の除去と虫歯予防にも効果的なので、是非オススメしたいチェック方法です。

●市販されている口臭チェッカーを使う

息を吹きかけると数段階ある口臭レベルが表示されます。ただし、口臭を構成する成分によってはチェッカーが探知できない場合があり、また当然のことながら歯科医の口臭チェッカーと比べると明らかに精度は落ちるでしょう。値段は2000円から4000円程度のものが多いようです。

●唾液のチェック

唾液の味がすっぱかったり、苦かったりしたら口の中に臭いのもとがたまっている可能性があります。気になる場合は、軽く口をゆすいでおきましょう。また手の甲を舌で舐めてみて30秒程度待ち、舐めた甲と舐めてない甲の臭いを嗅ぎ比べるチェック方法もあります。

●2つのコンビニ袋を使ってチェック

一方の袋に自分の息を吹き込み、もう一方の袋には無臭の空気を入れます。各袋の空気が漏れないように30秒間程度待ち、両方の袋の空気を嗅ぎ比べます。自分の息に強い臭いを感じられるほど口臭があるといえます。

口臭の原因の約9割は口腔に原因があります

日々口腔のケアさえしていれば、ほとんどの口臭を防げます。寝起きの寝る前の歯磨きと歯垢の除去の徹底をオススメ。また唾液の減少も口臭の原因になるのですが、唾液の分泌を促すガムや飴を口に入れることも予防になります。特により多く唾液を分泌できるキシリトール入りのガムが効果的です。
ただし、口臭の原因が口腔ではなく他の病気であると、いくら歯のケアをしたところでどうにもなりません。原因不明の口臭は糖尿病や肝臓疾患の可能性もありますので、すぐにしかるべき医療機関で診てもらいましょう。