2017年10月18日
一般歯科

就寝中の歯ぎしりの原因と治療法とは?

就寝中の歯ぎしりの原因と治療法とは?

就寝中に歯ぎしりをしていて、朝目が覚めた後に家族からそれを指摘される……。
こんな経験をしたことのある人もいるのではないでしょうか。

今回はこの「歯ぎしり」について、その原因と対策を見ていきます。

歯ぎしりはなぜ起こる? その原因について

そもそも歯ぎしりは、なぜ起こるのでしょうか。

これについては、「歯そのものの問題」と「心の問題」に分けることができます。

虫歯などの治療でかぶせものをしたときというのは、どこか違和感を覚えるものです。次第に慣れていくのですが、「実際にはきちんとあわなかった」「最初はあっていたが、かみ合わせのクセが変わった」などのようなケースもあります。このような時、人は、無意識的に歯ぎしりをし、「違和感のある部分」を削り取ろうとしてしまいます。

歯ぎしりは、ストレスによっても起きると言われています。万病の元であるストレスによって、自分でも意識しないうちに、強く歯を噛んでしまうのです。

ちなみにこれ以外にも、スポーツなどをしているときに、一時的に歯を食いしばり、歯ぎしりを起こしてしまうこともあります。

就寝中の歯ぎしりの対策について

起きているときに起きる歯ぎしりの場合は、噛み方や食べるものを調整したり、姿勢を直したりすることで矯正していきます。

就寝中の場合は、何しろ無意識のことです。そのため、対策は難しいものです。
ただ、高すぎる枕をやめたり、仰向けで寝たりすることで、歯ぎしりが起きるリスクを減らすことができると言われています。
また、深酒は避けるようにします。

加えて、「詰め物やかぶせものが原因である」ということがはっきりとわかっている場合は、歯医者でこれを調整してもらうことで、就寝時の歯ぎしりが改善することもあります。

歯ぎしりの多くは無意識的に起こるものです。
しかし場合によっては、歯周病を招いたり、知覚過敏症の原因となったりすることがあります。
周囲の人に指摘されたのならば、改善に努めていきたいものですね。