2017年03月24日
審美歯科

歯を白くする方法は?

歯を白くする方法は?

歯の黄ばみの原因

いくら顔立ちの整った人でも、歯が黄ばんでいると好感度は下がってしまうもの。ではその歯の黄ばみは、なぜ起きるのでしょうか。

本来の歯の色は、遺伝によって決まります。しかし、その色が一生続くわけではありません。誰でも年をとるごとに、どうしても黄ばんでいってしまうのです。

大きな原因のひとつは、食べ物や飲み物。コーヒー、カレー、醤油など色が濃いものを食べ続けていると、その色が歯の表面を覆っているエナメル質に少しずつ浸透して、歯の黒ずみや黄ばみを引き起こします。

また、歯の黄ばみは加齢によっても起こります。歯の中心にある象牙質は、年齢とともに色が濃くなっていきます。歯のエナメル質は半透明のため、象牙質の色が透過して、歯が黄ばんで見えるようになるのです。

歯を白くするホワイトニング

食習慣や加齢が原因での黄ばみは、歯科医院でホワイトニングを受けることで改善できます。ホワイトニングは、薬剤を使って歯に染みついた色素を分解する審美治療ですが、大きく分けてオフィスホワイトニングホームホワイトニングの2種類があります。

オフィスホワイトニングは、歯科医院で行う治療です。短期間で効果を上げることができますが、施術のたびに歯科医院に通わなければいけません。また、1回の施術に1時間以上かかります。

それに対してホームホワイトニングは、歯科医師の指導の下、自宅で行うホワイトニングです。寝る前など、自分の好きな時間に行うことができるので、忙しい社会人にはぴったりだといえます。しかしホームホワイトニングでは安全のため、歯科医院での施術よりも弱い薬剤しか使えません。

それぞれにメリットとデメリットがありますが、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用することで、より効果を上げられます。これをデュアルホワイトニングといいます。

そのほかの歯を白くする方法

歯の色を白くするのとは少し違いますが、ほかにも歯を白く見せる方法はあります。それが、ラミネートベニアと、オールセラミックスです。

ラミネートベニアは、薄いチップを歯の表面に貼り付けることで、歯を白く見せる方法です。チップの色は好みで選べるので、短期間で真っ白な歯にすることも可能です。

オールセラミックスは、陶器の一種であるセラミックでできた歯の被せ物。歯の表面を削り、そこにオールセラミックをかぶせることで、歯を白く見せることができます。

しかし、ラミネートベニアもオールセラミックスも、健康な歯を削らなければいけません。見た目の白さと歯の健康のどちらを優先するのか、よく考えてから選択しましょう。