2017年02月13日
矯正歯科

矯正の期間はどれくらいか?

数か月から数年間まで?気になる歯列矯正の期間はどれくらい?

歯列矯正を考える上で、どのくらいの期間がかかるのかというのは重要な点ですよね。
おおよその治療期間がわかると、学校の卒業や入学、就職などのタイミングに合わせて終わらせる、などといった計画も立てることができます。
今回は、数種類ある歯列矯正の方法別に、治療にかかる期間をご紹介いたします。これから矯正をしようか悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1ブラケット矯正

ブラケット矯正とは、歯の一つ一つに矯正装置をつけ、ワイヤーで固定して歯並びや噛み合わせを矯正するメジャーな方法です。
こちらの方法には、おおよそ2年~3年の期間が必要になります。

2舌側ブラケット矯正

舌側ブラケット矯正とは、ブラケット矯正を歯の裏側に取り付けて行う方法です。
目立ちにくいという利点はありますが、費用が割高になるのに加え、期間も通常のブラケット矯正と比べると長くなります。
必要とされる期間は、3年程度となります。

3マウスピース矯正

こちらは、歯にマウスピースを装着して行う矯正方法です。
期間は1~2年程度と、ブラケット矯正や舌側ブラケット矯正に比べてやや短めです。
着脱が可能という利点もありますが、規模の大きな矯正には不向きで、仕上がりの完成度もブラケット矯正に比べるとやや劣るというデメリットもあります。

4部分矯正

部分的に装置を取り付けて行うこの部分矯正は、3か月~1年程度と短期間で終わらせることができる方法です。ただ、こちらも歯並びの乱れ具合などによっては効果が薄い場合や、全体矯正を進められる場合もあります。

5小児矯正

永久歯が生えそろう前の10歳頃までの子供の場合は、大人よりも矯正期間が若干短めにことが多く、大体10か月~1年程度で済ませられるようです。
ただし、永久歯が生えそろった後の12歳頃以降になると、歯列矯正も大人と同じ処置内容となりますので、要する期間も大人の場合とそれほど変わらなくなってきます。

今回は、矯正ごとの治療期間をお伝えいたしました。
矯正というのは、思ったより時間がかかるものだと感じた方もおられるのではないでしょうか。矯正中は、矯正器具などを歯に取り付けているために汚れがたまりやすくなったり、歯磨きがしづらくなったりこともあります。また、マウスピース矯正などの場合は、装着時間が短いと効果が出づらくなってしまうこともあります。
いずれにしても、本人の努力や忍耐力が必要になってくるものですが、一度乗り越えれば綺麗な歯並びを手に入れることができます。ぜひ、治療に必要な期間をよく参考にして、計画的に歯列矯正を行われてはいかがですか?