2017年10月15日
予防歯科

リステリンについて

リステリンについて

マウスウォッシュの代名詞、リステリンの特徴と効果的な使い方

リステリンはジョンソン&ジョンソン(JNJ)から発売されているマウスウォッシュです。長い歴史を持つマウスウォッシュとして、全世界中で販売されており、マウスウォッシュの代名詞となっています。今回はリステリンの特徴と効果的な使い方をご紹介しましょう。

リステリンの特徴

リステリンは1865年にイギリスで消毒薬として開発され、1895年に口腔消毒薬として全英の歯科医院で使われ出した長い歴史を持つマウスウォッシュです。日本では、1985年から一部の地域で販売が始まり、1991年に全国での販売が始まりました。
リステリンは、1,8-シネオール、チモール、サリチル酸メチル、l-メントールの4成分を主成分とし、虫歯・口臭・歯周病を予防します。ドラッグストアやホームセンターなどでも手軽に手に入るので、愛用している方も多いことでしょう。

リステリンの種類

日本では現在、以下のような7種類のリステリンが販売されています。

①オリジナル:オレンジ色。刺激は7種類の中で最も強い
②フレッシュミント:グリーン。低刺激なので、使いやすい
③クールミント:ブルー。低刺激、効果はオリジナルと同じ
④ナチュラルケア:イエロー。低刺激で初めての方におすすめ
⑤ターターコントロール:スカイブルー。歯石がつきにくくなる効果が強い
⑥トータルケア:パープル。オリジナルの効果に加えて歯を白くする効果がある液体歯磨き
⑦トータルケアゼロ:ピンク。トータルケアからアルコールを除いた製品

トータルケアとトータルケアゼロは、マウスウォッシュではなく液体歯磨きです。使用後に歯を磨くことで、歯を白くする効果が期待できます。リステリンは効能ごとに色が異なりますので、区別がつきやすくなっています。刺激の強さや効能によって使い分けましょう。

リステリンの効果的な使い方

リステリンを含むマウスウォッシュは、歯磨きでは取りにくい歯の間の歯垢を取り除き、歯周病を予防する効果が期待できます。しかし、マウスウォッシュを使うだけで歯磨きをしなければ、歯垢は溜まっていくでしょう。
マウスウォッシュを使う前に歯磨きを入念に行い、歯垢を落としてから仕上げにマウスウォッシュで口腔内を殺菌しましょう。そうすれば、歯周病や虫歯を防ぐことができます。
また、歯磨きをする時間がない場合も、マウスウォッシュは効果的です。仕事中に臭いの強いものを食べてしまった場合は、マウスウォッシュで口の中を洗ってみましょう。口臭が消えてくれます。

リステリンを使う際の注意点

<b>リステリンは、強い殺菌効果を持つ口腔消毒薬です。ですから使い過ぎれば、口腔内に常駐している体にとって有益な菌も殺してしまいます。リステリンの使用は1日2~3回にとどめてください。
また、アルコールに弱い方はリステリンに含まれているアルコールで気分が悪くなることがあります。お酒が飲めない方は、トータルケアゼロを使用しましょう。なお、この商品は液体歯磨きですので、歯磨き前に使用し、口をすすいだ後は歯磨きを行いましょう。
リステリンは、口腔内に傷がある場合や歯茎が腫れている場合は使えません。不安な場合は、歯科医師に相談してください。使用した後で痛みやしびれが取れない場合は、使用を中止しましょう。無理して使っていると、健康を損ねる場合があります。